バイトのぷりンス

スキマバイトのスタートガイドと注意点【2】

浅草橋洸彦

まずはスマホと身分証を準備

スキマバイトをはじめるにあたり、準備するものは2つ。
・携帯電話(スマートフォン)
・住所などがわかる書類(マイナンバーカードまたは運転免許証など)

いろんなスキマバイトがあるが、どれも登録方法は似ている。必要事項の入力、本人確認書類や顔写真の撮影など、画面の指示に従って登録情報を入力する。さらに経験した仕事やスキルなどを登録すると、条件が合えばできる専門的な仕事もある。

募集項目には、仕事内容、勤務時間、給料、持ち物、働くための条件などが表示されるので、内容を確認して問題がなければ応募する。応募は先着順のため、早めの申し込みが肝心だ。応募が完了するとマッチングが成立し、働くことができる。

働く前に気になる点は、各スキマバイトのアプリから企業側にメッセージでの確認が可能。業務遂行中にワーカー側へ問題が生じた場合、企業側の判断で契約が解除されることがある。勤務態度、遅刻、無断欠席のペナルティは厳しいが、きちんと真面目に取り組めば問題ない。

はじめる前の心得

各スキマバイトによるが、当日ドタキャンを避けるために、2日前もしくは前日に「就業前確認」などのアナウンスが表示される。体調を崩してしまいキャンセルをしたい場合は、たいていの場合2日前までであればペナルティなしで対応してもらえる。ただし、仕事の直前にキャンセルをすると企業側に支障が出てしまうため、ペナルティや利用停止が科される場合もあるので、十分に注意しよう。

ぼくはスキマバイトをやって、一度も遅刻したことがない。必ず10分〜15分前には現場に到着するようにしている。なぜなら現場によっては、着替える場所が勤務場所と離れていることがあり、ギリギリに着くと間に勤務開始時間に合わないことがあるからだ。時間に余裕をもって、出勤しよう。

トラブルがあった場合

勤務当日トラブルがあった場合は、どうするか? そのときは、事務局の問い合わせ項目から連絡することをおすすめする。過去にぼくが体験したなかで問題があったのは、待ち合わせ場所に到着しても、仕事先の担当者が現れなかったこと。メッセージを送っても返事がなく、企業側から返信がきたのは予定していた勤務開始時間の30分後だった。

掲載されていた地図の場所が実際の住所と異なっていたこともあり、事務局に報告して帰ることに。その後、企業側から謝罪とともに報酬も支払われたが、やはり不安な気持ちが残った。もし同じようなことがあれば、迷わず事務局に連絡するようにしよう。

スキマバイトのメリット

働いたあとにすぐ振り込みされて、しかも手数料無料(利用するサービスによる)。これがスキマバイトの魅力のひとつだと思う。ほとんどの職場は歓迎してくれるが、なかには人手不足でスタッフがバタバタしているところもある。とはいえ1日だけの単発仕事なので、もし合わない人がいても「お金がもらえる」と割り切って働けるのが気楽なところだ。

現場によっては名前で呼ばれる場合もあれば、スキマバイトの会社名前で〇〇さんと呼ばれることもある。そんなときは、まるで自分とは異なる別人が働いているような不思議な感覚になる。演劇をしている人や人間観察が好きな人には、きっと面白い経験になると思う。日々の体験や人の出会いが多くて、好き嫌い関わらず、そのときの時代のトレンドや、働き方の仕組みがみえてくるので、飽きない。

スキマバイトのデメリット

デメリットは、早めに仕事が終わったとしても、仕事が終わっても勤務時間を越えなければ帰ることができなかったり、時給が安いこと。もちろんスキルの内容などで給料の上下がある理由はわかるが、人手が足りなくて助けてほしいということで募集をかけているので、最低賃金ではなく、賄いや、交通費を遠方からでも来れる設定にするとか、初めて働く人でもまた行きたいと思う職場、人間関係が生まれる場所であってほしいと思うことがある。

体調崩したときの融通は利くが、前日〜当日のキャンセルは厳しい。その理由もよくわかるが、家庭を持っている人は子どもが突然体調を崩して面倒をみないといけないときに対応できない。ぼくは独り身だからいいとしても、家庭を持っている人にとっては不便なこともある。

浅草橋洸彦

浅草橋洸彦

クリエイティブ労働者

有限会社アシダ企画代表取締役社長。天才百貨点主催。ぷりぷりから星葡萄を経て、現在は「下町のぷりンス」として君臨する。
1984年生まれ、育ち共にお江戸東京日本橋で産湯を浸かり、浅草橋で独立、家督を継ぐ。絵本作家、文筆業、出版事業他、喫茶評論、銭湯評論、鉄道評論、競輪評論、スナック・定食屋・食堂レポーター、レコードプロデューサー、他・他・他・他芸術家達の人間交差点としてマルチに活動し、前衛生活芸術没頭中。