素敵なお弁当処を見つける

浅草6丁目で配達していたときだったか? 弁当仕出しをやっているところからオーダーが入った。お店の名前は、「とんかついとう」。お弁当も安くてコスパが高い。昔はデパートに仕出ししていた話などを聞き、雰囲気もよくとても素敵なお店だと思った。

頼んだお客さんのセンスもいいなと思いながら、新大橋あたりまで運んだ。厩橋(うまやばし)を渡り、両国国技館を経由するコースで届けることにした。あらためてプライベートで食べに行ったが、やはり自分の感覚は当たり、とてもうまかった。

雨の日は無理をしない

配達をはじめたころ、秋葉原から台東区エリアへ届ける際、雨の日に運転をした。慣れていないせいもあり、荷物を急いで運んでいる途中、車輪が滑ってコケることが何度かあった。細心の注意を払って運転しても、人が突然飛び出してきたり、避けた方向に向かってきたりする人もいた。携帯を見ながら歩いている人も多く、ベルを鳴らすと「うるさい」とぼくの足元を蹴ってくるサラリーマンもいる。肩身の狭い世界だ。

雨の日は、追加報酬が発生するのですごくお金は入るけど、翌日は体が冷えてしまい、風邪をひいてしまうこともある。いろんなリスクがあるので、雨の日はできるだけやらないようにしている。

Uber配達は基本的に体調に左右されるので、工夫をするのが大事だ。雨の日から学べる対策はたくさんあり、実際にやってみるのも悪くない。ただし、何より大切なのは、あくまで安全運転だ。

浅草橋から三筋、蔵前周辺を走る

浅草橋周辺で配達を行う場合は、秋葉原方面か両国のほうに飛ばされることが多いが、ごくたまに蔵前や三筋周辺でオーダーを受けることがある。これらの地域はおもちゃの問屋街で知られている。世田谷エリアと違って行き止まりなどの変な道はほとんどないため、運転しやすい。しかし、配達のピーク時(11時~13時、18時~20時)の時間帯はなるべく行かないようにしている。

大手町から東上野、元浅草に2軒配達

欧風カレーの有名店に1軒配達が入り、続いてイタリア料理屋へ1軒。カレーの容器が大きくて、バッグの容量いっぱいで収まるかどうかぎりぎりだったのを覚えている。外堀通りから蔵前橋通りに入り、清洲橋通りに向かった。夜の帰宅ダッシュの時間帯だったので、なるべく人通りが少ない道を選んだ。

松が谷周辺には日本酒や焼きそばの製麺の仕入れで行くことはあるが、交通アクセスが良く、個人的におすすめの地域だ。少し歩けば浅草があり、寄席やストリップ、スナックもあり、上野に行けば朝から酒が飲める。東北方面や成田空港に行くには、京成電車も東北新幹線も使える。かなり便利な街だ。

浅草橋洸彦

浅草橋洸彦

クリエイティブ労働者

有限会社アシダ企画代表取締役社長。天才百貨点主催。ぷりぷりから星葡萄を経て、現在は「下町のぷりンス」として君臨する。
1984年生まれ、育ち共にお江戸東京日本橋で産湯を浸かり、浅草橋で独立、家督を継ぐ。絵本作家、文筆業、出版事業他、喫茶評論、銭湯評論、鉄道評論、競輪評論、スナック・定食屋・食堂レポーター、レコードプロデューサー、他・他・他・他芸術家達の人間交差点としてマルチに活動し、前衛生活芸術没頭中。